辞任と切腹と自殺と

何でこんなに政治の世界って上をこきおろすのが好きなんでしょうね.月並みな感想ですが,権力争いじゃなくて,政治と未来について考えてほしいと切に願います.

管総理は,いろいろ言われながらも,「辞任は考えていない」という立場を通していて,私はぜひともこのままがんばってほしいと思っています.もちろん,政策とかいろいろ問題があるかもしれませんが,今までの政治の『行き詰ったら辞任すれば済む』みたいな流れが嫌いです.

「責任をとって辞任する」って言いますが,責任をとる,というのは,最後までやりきって,問題に片をつけることなんじゃないでしょうか.政治のリーダーっていうのは,その時適任だと思われている方が任命されているのだから,簡単にやめないでほしいと思うのです.やめるのは無責任です.叩かれてつらいかもしれないけど,逃げないでほしい...

「責任をとって辞任」ていうのは,「切腹」に似てるなと思います.サムライの美学かも知れませんが,私からしてみれば「死ねば済む」っていうのはいかがなものかと.あんまり時代劇とか見るわけじゃないですけど,君が死んじゃったら周りが困るでしょうー!!みたいな場面でも,切腹すると,なんか立派な人だった,みたいな感じになるじゃないですか.むーん...

ということで,私は「引責辞任」「引責切腹」は本末転倒だなという意見を持っています.これと同じ論理で,引責自殺,的なものにも共感が持てません.もちろんケースバイケースで一概には言えませんが,自殺に対しては「つらかったんだな,かわいそうだな,でも無責任だよね」と思ってしまいます.

というわけで,辞任と自殺はいけないですねという話でした.私とかは,まだ責任とかある立場ではないですが,博士課程なんて,国民の血税で学ばせていただいている立場なので,そういう意味では何らかしっかりと成果を出して卒業する責任があります.ときどき,博士課程とか何もなかったことにしてこのまま蒸発してしまいたいと思うこともありますし,別に私がいなくなってもほんとに困る人なんていないですが,先生方の貴重な時間を浪費して迷惑だけかけるなんて最低ですし,親不孝はしたくないです.

と,なんだかブラックな泣き言になりましたが,何が言いたいかというと今日は何も進めることができなくて自己嫌悪だってことです.今日は弱気です.そろそろD2が終わります.あと半年で何らか成果を,と思うと苦しいですが,苦しくても自分がやるべきと思うことがあるっていうのは,幸せ者なのです.