人の論文を手伝って勉強になったこと

今回,直しをしていて勉強になったこと.とっても当たり前の事ばかりだけど,自分の感覚として,強く自覚できたということは大きい.

  • 紆余曲折を取り除き,ストーリーを作ること
  • 手法,結果,考察の区分はきっちりすべき


研究をしていると,
手法があるから結果があって,それを考察するから手法が変わって,
と,言いたいことがぐちゃぐちゃと絡まっている.
後輩の研究もずっと話を聞いてきたのでそれは知ってるが,そのまま書いちゃいけない.
結果と考察,の後に別の新たな手法の改良とその結果と考察が来たら,
やはりまとめた文書としては分かりにくい.


最終的にとった手法を軸に研究のストーリーを仕上げ,
経過と手法のバージョンアップも含めて,手法としてしっかりまとめるべき.


更に,「結果」と「考察」の章は分けるべきということ.
実際私も修士の時は,結果と考察,をうまく分離できなかった.
しかし,「結果と考察」となっているものを見て,
結局は整頓できてないから分離できないのだと悟った.

分類しづらい時もあるし,ニュアンスの違いもあると思うが
私なりの分類は以下.

  • 結果:事実,事実から(明確に)言えること,読み取れること
  • 考察:事実から考えたこと,考えられること,比較したこと,更に調べたこと

この,読み取れること,と,考えられること,あたりが混乱する.
私自身,話の流れとしてつながってるから一緒に書きたいと思うことも多い
(実際にしてしまっているかも・・・).


しかし,読む側になってみると,ここが一緒に書かれていると非常に分かりにくい.
たとえ,考察において結果を再び述べる必要が出てきたとしても,
結果は結果だけ一度述べるべきで,考察と混合させるべきでないと思った.


ま,非常に基本的なところなんだけど,
人のを見て,こういった点を反省できました.
自戒を込めた感想でした.